近年プラスチックは海洋汚染の原因物質として報道されたり、レジ袋削減運動などを背景に、必ずしも良い評価ばかりではなくなっています。
その一方で、高性能で機能性・耐久性に優れ、汎用性が高く、安価なプラスチックは、人類の発展に大きく貢献してきました。
今、求められているのは、その利便性を維持しながらも環境負荷を抑えた新たな進化です。
私たちは、最先端の金型加工と樹脂成形の技術、そして人を想う企業文化を融合させることで、環境負荷の低減と持続可能な社会の実現に貢献します。
カーボンニュートラルへの取り組みはその使命の中心であり、再生可能エネルギーの活用、省エネルギー型の生産プロセス、そして循環型材料の導入を積極的に進めることで、未来に責任を持つものづくりを追求していきます。
SDGsが掲げる目標達成に向け、下記のとおり宣言いたします。私たちは、持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
例えば、メンタルヘルス不調の未然防止を目的に、年1回のストレスチェックを実施し、社員一人ひとりが心身ともに健やかに働けるよう職場の環境改善を進めています。
その他、全従業員を対象としたインフルエンザの予防接種を年1回実施し、健康維持に努めています。
私たちは、社員が安心して働ける環境づくりを通じて、生産性の向上とより良い職場文化の形成を目指していきます。
毎月1回、5つのコースから自由に選択できる社内教育と通信教育を提供し、知識の習得と自己啓発を促進しています。
社内教育:業務に直結する知識を学びながら、法令や社会規範の遵守を徹底し、コンプライアンス違反やハラスメントのない健全な職場環境を目指しています。
また、メンタルヘルス不調を未然に防ぐための意識啓発にも努めています。
通信教育:社員が自身の成長に向き合い、オンライン登録を通じていつでも学習できる環境を整えています。全社員が公平に学ぶ機会を持つことで、個々の能力とモチベーションを高め、会社という枠を超えて、公私ともに幅広く活躍できる人材の育成を支援します。
働く女性を支える:2024年度には女性社員の育児休業取得率100%を達成し、さらに全員がスムーズに職場復帰を果たしました。この成果は、働く女性を支える社内制度の充実と、職場全体の理解と協力があってこそと考えています。これからも誰もが自分らしく輝ける環境づくりに取り組んでいきます。
男性の育児を支える:男性社員の育児休業取得も着実に増加しています。2024年度には取得率が67%に達し、多くの社員が家族と過ごす大切な時間を確保しました。これも育児を支える社内制度の整備だけでなく、職場全体の意識改革の成果によるものです。
私たちは、社員の性別を問わず育児とキャリアの両立を支援し、一人ひとりが安心して家庭と仕事のバランスを取れる職場環境を築いていきます。
その一環として、再生可能エネルギーの活用を推進し、太陽光発電を導入しました。これにより、クリーンなエネルギーを活用しながら、事業活動の環境負荷を抑えることが可能となりました。
また、省エネ設備の導入にもいち早く着手し、電気消費量の多い油圧機械から電動機械への移行を進めてきました。その結果、成形機全125台中、油圧機が残り2台となり、エネルギー効率の向上と環境負荷の軽減に大きく貢献しています。
私たちはこれからも、より持続可能な生産体制の構築に向けて、積極的に環境技術の導入を進めていきます。
2024年度有給休暇取得率 80%(13.9日):有給休暇の取得を推進し、社員が安心して休暇を取り、充実した時間を過ごせる環境づくりを進めています。
2024年度平均残業時間 20.6時間:長時間労働の抑制を目指し、2025年から新たな生産管理システムの導入や、勤怠・申請書・予定表を一括管理できるソフトの導入を進めています。これにより業務の効率化を図り、働きやすい職場づくりを加速させます。
コミュニケーション促進の一環として「小集団活動」を開始しました。さまざまな課や係のメンバーを横断的に選出し、テーマに応じた活動を計画・実施・報告することで、協力と創造性を育んでいます。
京都製造部では、綾部市のマスコットキャラクター「まゆピー」の立体モデル金型を製作中です。
外国人技能実習制度は、日本が先進国としての責任を果たしながら、国際社会との調和ある発展を推進する重要な取り組みです。
広島製造部では、2024年度・2025年度にかけてタイから実習生を迎え入れ、彼らが3年間の技能訓練を通じて専門技術を習得できる環境を提供しています。
これは単なる技術移転にとどまらず、実習生の成長を支え、彼らが母国の産業や経済の発展に貢献できるよう後押しするものです。
近年、海洋プラスチック問題をはじめとする環境課題により、プラスチックのイメージは厳しい視線を浴びています。 しかし私たちは、廃材の削減と再利用に積極的に取り組み、すでに工場から出る廃材のほとんどを専門業者に引き取ってもらい、再生原料としてリサイクルしたり、CO2排出量を削減できる固形燃料として再活用する仕組みを確立しています。
資源の循環を促進し、環境負荷の低減に貢献することこそ、企業の責任であると考えます。
私たちは、プラスチックが持つ可能性を最大限に活かしながら、より持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていきます。
「京都SDGsネットワーク」及び「SDGs未来都市東広島推進パートナー」に登し、これらの取り組みを通じて、地域社会と協力しながら、環境・社会・経済のバランスを考慮した持続可能な事業運営を推進ていきます。
株式会社ベルテックスは、環境保全活動の一環として、当社が製造する製品(成形品、金型)及びそれを構成する材料・部品等に含有される環境負荷化学物質について、使用を禁止する物質、全廃を目指す化学物質を明確にし、 当社及びその取引先、外注先で環境保全に適合した(材料・部品・梱包資材)グリーン購入を推進し、製品への混入を防ぎ、“環境への影響を最小限に抑え、環境との共存”を目的とする「グリーン調達ガイドライン」を制定致しました。
つきましては、お取引様各位へ弊社「グリーン調達ガイドライン」にもとづく取り組みへのご協力をお願い致しております。
私たちベルテックスは1989年の創業以来、「技術の進歩」と「ヒューマニズム」という一見相反するテーマを同一線上のものとして取り組むという経営基本理念を掲げ、お取引先企業の皆様に貢献することや、その先にある人々の生活が安全、安心で豊かになることを目指し精密プラスチック製品の開発支援や製造に取り組んで参りました。
1995年には、これら私たちの取り組みの目標をより高い水準に置くという意味を込め社名を「ベルテックス」に変更し、品質のみならず環境、企業倫理、労働安全衛生、情報セキュリティの分野においてもこの基本理念を貫くべく真摯に向き合って参りました。
そして創立30周年を迎える2019年4月、ベルテックスは改めてCSRの推進を宣言するとともに、ベルテックス行動規範を制定し実践して参ります。ベルテックス行動規範では、企業倫理、人権、魅力ある職場環境、社会貢献活動について指針を示し、お客様、従業員、サプライヤー、株主様、地域社会などステークホルダーの皆様に対するベルテックスの提供価値を明確にしています。
ベルテックスはこれからも事業活動を通じ、安全、安心で豊かな社会づくりに、多様な人材が存分に能力を発揮できる職場環境の整備に、そして深刻化する環境問題の改善に取り組むことによって、持続可能な社会の実現に積極的に貢献して参ります。
ベルテックスでは、企業倫理をCSRのベースと捉え、トップダウンのもと社員一人ひとりにこれを理解、実践させることを重要な課題としています。私たちは、2019年4月1日に「ベルテックス行動規範」を制定し、法令を遵守するとともに高い倫理観をもって行動して参ります。
ベルテックスでは、基本的人権の尊重の精神に則り、人権、国籍、信条、宗教、性別などによる差別やハラスメント行為など人権侵害を一切行わないことを行動規範に明記し、すべての当社役員、従業員で遵守して参ります。
ベルテックスでは、一人ひとりの多様性を受け入れ、性格や個性を尊重し、それぞれの持つ能力が存分に発揮できる職場環境を整えて参ります。そして、自主性、チャレンジ精神を重んじ、自己実現が可能な魅力ある職場を作ります。
ベルテックスでは、安全、安心で豊かな社会づくりを推進するお取引先企業の皆様に貢献できるよう、高品質高性能な製品の供給に努めて参ります。
電力使用量や廃棄するプラスチック量の削減など、地球や社会が抱える環境問題にそれぞれ個別具体的に目標を掲げ、その達成に取り組んで参ります。
工場や事業所が位置する地域社会において、積極的に雇用の創出を図って参ります。
ベルテックスは、お取引先企業の皆様の期待や要望を反映させた有用な製品、サービスを提供できるよう努めて参ります。
ベルテックスは、従業員が安心して勤め、その能力が存分に発揮できるよう魅力ある職場環境の整備に努めて参ります。
ベルテックスは、サプライヤーの皆様が安心してお取引が出来るよう、公平、公正を基本に相互の信頼関係を高め、共に発展することを目指します。
ベルテックスは、株主の皆様に安心をお届けできるよう、堅実かつ革新的な経営を推進して参ります。
ベルテックスは、事業を展開する国および地域それぞれのコミュニティの文化や価値観、慣習の理解に努め、それらを尊重し、地域社会貢献活動への参加を推進して参ります。